VirtualBox (FreeBSD 9.1-RELEASE + xorg 7.7) の時点で、ノート PC 側は Emacs 24.3 + Mew 6.5 の環境に変更していました。
ちょうど沖縄出張前に構築し、2 週間強の出張中に使用した限りは問題を感じなかったので、普段使用しているオフィスや自宅の PC (デスクトップ) にも適用し始めました。
オフィス側から始めて改めて気が付きました。
+outbox や +trash には 1 ? 3 万通程のメールがありますが、今までこの程度の累積数で、10 – 100 通程移動して summary 更新してもまったくストレスがありませんでした。(Emacs 23.4 + Mew 6.5)
が、Emacs 24.3 では +outbox や +trash に移動すると固まったかの様にカーソルも効きませんし、移動したメールの summary 更新が猛烈に遅いのです。.mew-summary を削除して再作成しても変化はありません。
Emacs 23 に戻すと -nw でキーボードが効かない
自宅側はまだ Emacs 23.4 + Mew 6.5 のままでまったく問題がないので、/usr/ports/editors/emacs23/ で再構築してみました。
+outbox や +trash の動作はまったく問題がありませんが、今度は -nw で起動した場合に canna の初期化で刺さっている様でまったくキーボードを受け付けません。canna を呼ばずしても同様なので問題は別のところにありそうです。
Emacs 24 に戻して解決策を探索
どうせならば前向きに解決しようと、Emacs 24.3 に戻して解決策を探すこととしました。
見つけました。さすが mew-dist です。試してみるとほぼ問題ないまでに改善しました。
(defadvice mew-summary-cook-region (after mew-my-hack-summary-cook-region (beg end &optional interrupt) activate) (mew-my-hack-huge-summary-buffer beg end)) (defun mew-my-hack-huge-summary-buffer (start end) (when (and (> (buffer-size) 100000) (>= emacs-major-version 24)) (let ((inhibit-read-only t) (flag (buffer-modified-p))) (remove-text-properties start end '(invisible nil)) (set-buffer-modified-p flag))))
[mew-dist 29521] に投稿されていた .emacs への追記分です。確かに上記を追加すると、今までのフリーズや遅延が嘘の様に収まりました。
まだ mouse wheel や Page Up/Page Down での動作が少し緩慢な場合がありますが、ほぼ遜色ない程までに回復しました。しばらくはこれで様子を見ることとします。