飲食業界に長かったこともあり、お金を節約したい時や自分の味が食べたくなる時はお弁当を作ることがあります。以前の職場ではハンバーグすら手こねから作ったこともありました。
当時はコンロが 1 つしかない環境でしたが、今思えばよくこなしていたと我ながら感心します。
現在の職場ではいわゆるお弁当スタイルはまだありませんが、ある時ふと "おにぎりを極めたい" と思いついたことがありました。それまでおにぎりを作ったことがなかったのです。
ただ握れば良いのだろう ?
と思っていたらきっと大間違いなんだろうなという予測は、伊達に飲食業界に長くないのでつきましたが、
おにぎりの極意は "握らない"
事前に調べてみて分ったことは、"おにぎりの極意は (強く) 握らない" ことの様です。
つまり、ぎゅっぎゅっと握ってしまうと、米粒と米粒の間の空気がどんどん漏れていくので、食べた時に美味しい感じがまるでしないとのこと。それは分かる気がします。ふんわり感が大事ってことですね。
どこかは忘れましたが、コンビニのおにぎりは、製造ラインの途上に整形したおにぎりに空気を吹き込む過程があると聞いたことがあります。きっと寿司の握りと似ているのでしょうね。
緩い握り方であれば、食べているそばからぼろぼろこぼれて、箸を使った方が速そうという本末転倒な姿も想像出来るので、後は試行錯誤してみることにしました。
お茶碗によそって蓋をするだけ
同じ様なことを考える方はいらっしゃる様ですが、炊き立てのご飯で、おにぎりの半分程度の量をお茶碗によそって、具を入れる個所を少しへこまし、具を入れた後は残り半分で蓋をする。
蓋をしても押してはいけません。
ポイントはこの後で、蓋をしただけの状態でまな板に移し、外枠のみ整形して、結果少し固める程度の気持ちで手を添えます。決してにぎにぎしてはいけません。
後はのりでもふりかけでも表面に掛けた後は、普通にラッピングします。
私の場合は小さなビニールの巾着に 2, 3 個入れて持ち運びますが、この持ち運ぶ過程でもぶつかりあって若干おにぎりは "締まる" ので、ゆめゆめ握ってはいけません。
しゃけ + こんぶ + 野沢菜ちりめん
私が一番好きな組み合わせです。
野沢菜ちりめんに自然な塩味がついているので、おにぎりに付き物の塩も使いません。
野沢菜ちりめんでない時は、瀬戸風味 のふりかけを使います。やはり塩は不要。
嫌いな訳ではないのですが、不思議と自分で作る時、のりは巻きませんね。
分量は 1.25 合炊いて、出来上がりが 3 つ。朝ごはん用に 1 つで昼に 2 つ。多い ? (笑)
まだ極めたとはとても思えないので、折を見つけて精進してみます。