何度か "1 日 30 分程早朝に散歩をしています" と書いたことがありますが、散歩と継続をテーマに書いてみます。ダイエットや貯金にも通じる話でしょう。
きっかけ
元々は腰痛対策で始めました。1 日 30 分は散歩した方が良いことも聞いている程度の状態が 3 年はあったと思います。それでも特にしていませんでした。30 分の時間捻出にも腰が重かったのが正直なところです。
腰痛対策で色々なクリニックや鍼灸院等を遍歴しているうちに通う様になった MRT 銀座 で言われたことがきっかけで、散歩する様になりました。
それでも何か特別なことを言われたことはありません。やはり散歩の効能について少々説明を受けた程度で、その瞬間にビッと目覚めたということもなかったのです。
言ってみれば小さく背中を押された程度です。実際は初めて MRT に通ってから 1 ヶ月近くは取り組むまでにかかりました。それに始めは 1 日 5 分や 10 分程度でした。
気負わず・意味を見い出し・出来る範囲で続ける
例えば 1 日 500 円貯めるとか、1 日 5 分ストレッチする等コツコツ続けることが本当に苦手でした。
ですので、以前は散歩についても "1 日 30 分歩くかか、まったく歩かないか" と考えていた気がします。
30 分歩かなければやったうちに入らない -> 5 分や 10 分ではやっても無駄 ? と考えていたので、続ける意欲に結び付かないのです。
目に見える効果が薄い対象に意欲を燃やし続けるには、ただ散歩する・貯金する・ストレッチすることが目的ではスタートが切れないか続かないのでしょう。
そこで私は、それまでの考え方を変える様に方向付けしてみました。
- 5 分や 10 分でも良い。生活リズムが整うにつれて時間も自然と伸び縮みするだろうと自分を信じておく。
- 散歩している間は自然と調和して自分を調律する時間。余計なことは考えない。
- 出来ない日があっても気負わない。出来ない日はマイナスではなくただのゼロで、取り返そうなどと考える必要はない。
自ら "考え方を変える様に方向付け" することが出来るには、確かに何かの転機が必要です。
私はそれが人の言葉でしたがその転機の前にはすでに、散歩は体に良い・意味があること等の知識の蓄積がありました。
言い替えると、自分の内側から "変化" が起きれば "転機" は訪れるということです。人との出会いもそうでしょう。
結果として当初の目標に近づける
一時期は 30 分を超えて 60 分近くまで歩く様にもなりましたし、年末年始の凍てつく時期には 1 ヶ月ほぼ丸々散歩しないこともありますが、それでも自然に落ちついた "雨の降らない朝に 30 分散歩" のラインで 4 年続いています。
はっきり言って散歩を続けてもダイエットにはなりません。新陳代謝が目に見えて良くなる訳でもありません。
ただ、私は腰痛対策以外に自分との対話時間を目標としたので、それらが自然に心地良いから続いているのでしょう。
こうなると朝起きて歯を磨いて顔を洗うことと同じです。しないと気持ちが悪いか落ちつかないのです。
30 分割くから睡眠時間が減ったとか作業が滞ることもありません。以前は 1 箱近い煙草を吸っていたことを考えれば、それに費やす時間と費用より遙かに健全で健康ですね。
継続する最後のポイント : 人に言わない
最近どこかで同じことを書いている記事を見つけて共感しましたが、散歩の少し前からも考える様になっていました。
散歩・貯金・ダイエットだけでなく、身近で新しく始める習慣ごとは、安定するまで周りに宣言しない方が続けられるでしょう。
宣言したことで満足してしまうのは論外として、習慣付く程無意識化するまでは周りからの雑音をなるべく遮断する方が速めに安定すると思いますし、小さなことでも成し遂げれば自信につながるでしょう。