ここ最近、沖縄出張前に必ず身近な機器がグズります。前々回は携帯電話の機器交換で前回はノート PC の OS 再インストールでしたが、今回は My DeskTop が再び CPU Temperature Error を頻発する様になりました。
CMOS クリアがまったく効かず
事の発端は、ある日帰宅するとブラックアウトしていて再起動して気が付きました。前回から 4 ヶ月程度後ですから特に CPU ファンやケースファンの掃除もせず、前回同様の手順で進みましたが、馬鹿の 1 つ覚えの様に BIOS 画面では 85 – 87 度台のままです。
BIOS 画面の抜け方次第ではそのまま OS (FreeBSD) が起動出来るのですが、ホスト OS 側で Firefox で作業し、VirtualBox のゲスト OS (Windows 7) で Firefox を起動して facebook を開いたままにしておくだけで、
# sysctl -a | grep temperature
coretemp2: critical temperature detected, suggest system shutdown
coretemp2: critical temperature detected, suggest system shutdown
coretemp4: critical temperature detected, suggest system shutdown
hw.acpi.thermal.tz0.temperature: 27.8C
hw.acpi.thermal.tz1.temperature: 29.8C
dev.cpu.0.temperature: 97.0C
dev.cpu.1.temperature: 97.0C
dev.cpu.2.temperature: 97.0C
dev.cpu.3.temperature: 97.0C
dev.cpu.4.temperature: 98.0C
dev.cpu.5.temperature: 98.0C
dev.cpu.6.temperature: 97.0C
dev.cpu.7.temperature: 97.0C
この状態で明らかに変です。どちらの Firefox も落とすと 67.0 – 71.0C 程度まで落ちますが、やはりおかしいです。
前回参考にした ASUS P8P67-M BIOS アップデート後に CPU Temperature Error! の様に CPU の再換装でもまったく変わりがありません。
出張後に持ち越すこととし、電源ケーブルも抜いて電源を落としました。
シリコングリス調達
後は本当に CPU の温度が高いケースをまずつぶすべきと思い、出張から戻って改めてシリコングリスを調達しました。
実は出張前の換装時には、以前塗布したシリコングリスが乾燥していて、CPU, ファン側いずれもきれいに拭い取っていました。
拭い取る前後でもほとんど BIOS 側の認識は変わらなかったので、あまり効果を期待していませんでした。
CMOS クリアしつつ CPU ファンを外し、まず CPU に 2, 3 回スポイトを押して付着させ、へらできれいに伸ばしました。
その後はただ CPU ファンを取り付けて再稼動させましたが、まったく変わらず。しばし考えた後改めて CPU ファンを取り外すと、
CPU ファンの金色の部分にほとんどシリコングリスが付着していなかったので、CPU 側に付着したシリコングリスを拝借し、金色の部分にも満遍なく塗布しました。
その作業の際、CPU を一度完全にソケットから外しました。再換装して起動すると
New CPU Installed らしき文字が見えた後エラーなく OS 起動に遷移したので、BIOS 画面を呼び出すと至って常識的な温度で認識されていました。
結局どこが決め手だったのかは定かではありません。CMOS クリア -> シリコングリス付着では NG で、CMOS クリアは少し前にしたけど CPU 取り外し -> シリコングリス再付着では OK でした。
CMOS クリア -> CPU 取り外し -> シリコングリス除去・付着であれば完璧なのでしょうか。もう再発して欲しくありませんが、次回の参考とします。
ちなみにこの状態で前述の 90 度超えの操作をしても、せいぜい 50 度程度ですぐに 40 度台前半に落ち着きます。ひとまずは安心しました。
- CPU Temperature Error
- CPU Temperature Error Again