radserv ファームウェア別書き込みテスト の後、BIOS のバージョンアップに少々手こずりました。
最近は DOS 起動 CD (ブータブル CD) より USB メモリを用いた方法がメジャーの様ですが、USB メモリでの起動は、大抵 BIOS の起動順位を変更しなくてはなりません。
1, 2 台ならまだしも、50 台近い機器が対象となると少々しりごみするアプローチです。(再) 起動後設定画面呼び出し -> 起動順位変更・保存 -> 再起動 -> USB メモリから起動してファームウェア更新 を数十回です。
現在のところ、アップデートする実行ファイルがログを書き残すため、ISO イメージによる起動は成功しているものの、先に進みません。やむなく USB メモリによる更新方法に変えました。
が、絶対に譲れないのは、現地で USB メモリを抜き差しするオペレーションの回避です。hp で言う iLO のリモートコンソール機能もありますが、USB メモリを *.img 等のイメージファイルにすることで、リモートによる更新で完結出来ることが分かりました。
Virtual Floppy Drive と USB メモリ
DOS 起動 USB メモリの作成 に作成方法が詳しく掲載されています。
当初ここも参考にしていたはずですが、HP USB Disk Storage Format Tool が FAT32 に対応していない様に見えました。手元にある USB メモリは 4GB なので、FAT ではフォーマットも出来ません。
他のページも参考にしつつ、何度か試行錯誤して改めてこのページの通り実行したところ、あっさり 4GB の USB メモリでも作成が出来ました。
FAT で作成出来る様にと 2GB 以下の USB メモリまで探しに出掛けましたが、今時売っていませんね。。
USB メモリ イメージファイル化
元々は USB メモリの完全バックアップ・リストアを目的とした USB Image Tool ですが、イメージ化したファイルがリモートコンソール機能で利用可能でした。
そのため、BIOS での起動順序は変更が必要であるものの、現地で USB メモリを抜き差しする様なアナログオペレーションからは回避出来ました。
難点は、USB メモリの使用容量に関わらず、物理的な容量がほぼそのままイメージ化したファイルのサイズになります。
参考までに、4GB の USB メモリを使用して DOS 起動化 + 2MB 程度のアップデート関連のファイルの追加で、イメージファイルのサイズは 3.77GB でした。
ただし、zip で圧縮すると 8.99MB まで圧縮されました。使用領域が少ないからでしょうか。圧縮・解凍には少々時間がかかりますが、現時点では総合的にベターなアプローチと判断しています。