Drive Network ではデータセンターのラックを数本契約していて、その 1 ラックにインターネット接続サービスを契約しています。
物理回線は 1Gbps を 2 本引き込んでいます。最上段の 41BNW04 と書かれている段 (パッチパネル) の 01, 02 ポートに物理回線が引き込まれていて、その下の L3 スイッチの 1 番ポートに接続しています。
- #01 -> 2 段目 L3 スイッチ #1
- #02 -> 3 段目 L3 スイッチ #1
2, 3 段目の L3 スイッチは冗長構成で論理的には 1 台として動作します。そのため実質有効な上限転送量は 1Gbps です。
これは、片側の L3 スイッチに障害が発生した場合でも通信断が発生せず、もう片側の L3 スイッチのみで通信が維持出来るための対策です。
実際、どの程度のトラフィックが流れているかは MRTG というプログラムを使用して集計しています。
お取引のある企業の担当者にお見せすると結構驚かれますが、紺色の折れ線は L3 スイッチからみて送信するトラフィックです。
つまりサーバが処理したコンテンツ (HTML, 画像等) を PC やスマートフォンに返しているトラフィックの総合計で、昨日は 700Mbps 程でした。
Drive Network ではアダルトコンテンツも許可していることが大きな理由の 1 つでしょう。同業他社でアダルトコンテンツを許可していない場合は、Drive Network より遙かにユーザ数が多くても 100Mbps も超えない例を聞いたことがあります。
対して水色のベタ塗り個所は、L3 スイッチから見て受信したトラフィックの総合計です。送信とは逆に PC やスマートフォンからのリクエストの総合計です。
例えば Web ブラウザで http://www.drive.ne.jp/ と入力し、Enter キーを押した際に L3 スイッチが受信するトラフィックで、URL 1 行ですから大したサイズにはなりません。
リクエストは http://www.drive.ne.jp/ でも、サーバ側がコンテンツを返す際には HTML, CSS, 画像等サイズが大きい内容を多数返します。これが (L3 スイッチから見た) 受信と送信のトラフィックが大きく異なる理由です。
今年から来年に掛けて大型コンテンツの収容も決定しているので、すでに増速を検討しています。いずれは他ネットワーク組織とのピアリングにも進んでみたいですが、地道に高品質を維持して行きます。