ARROWS X F-10D (No. 1) の続きです。
上下のカーソルキーはどこ ?
HTC Desire SoftBank X06HTII と ARROWS X F-10D のまず大きな違いの 1 つに、光学ジョイスティック の有無が挙げられます。
Firefox やメールを使用している時にはあまり使った記憶はありませんが、スマートフォン利用の最大の目的は ConnectBot (SSH クライアント) が如何に軽快に操作出来るかです。
X06HTII の光学ジョイスティックは ConnectBot の時にとても重宝しました。上下の移動 (カーソルキーと同じ動作) は過去に実行したコマンドを補完してくれるため、必須です。
ARROWS X F-10D に乗り換えてまず初めに困ったことは、上下のカーソルキーがソフトウェアキーボードのどこを探しても見当たらないことでした。
偶然見つけた解決策 "左右のカーソルキーをフリップ"
ARROWS X F-10D には NX!input というソフトウェアキーボードが付属しています。QWERTY 配列も選択出来ますし日本語入力も出来ますが、左右のカーソルキーはあっても上下が見当たりませんでした。
それがふとしたきっかけで、
- 左のカーソルキーを上方向にフリップすれば上のカーソルキーとして機能
- 右のカーソルキーを上方向にフリップすれば下のカーソルキーとして機能
することを知りました。試してみると、本当でひとまずほっとしました。
アルファベット大文字入力がしんどい
X06HTII が気を効かせすぎていたのでしょうか。シフトキーを一度押すと、CapsLock がかかった様に次回押すまでは大文字で入力出来るのです。
ところが ARROWS X F-10D では 1 文字押すとまた小文字に戻ります。パスワード入力で大文字が続く場面でとても困りました。新手のいやがらせかと思いました。
ところが、これもシフトキーを 2 回押すと CapsLock の様に次回再度押すまでは大文字が連続して入力出来ることが分かりました。これは触っているうちに偶然見つけました。
同じ様に困っている人 (いるかな ?) に役立てば幸いです。
どちらの機種も Tab の入力方法が分からなかった
今になってようやく知りましたが、ConnectBot では Ctrl + i で Tab と同じ動作になります。
Tab はコマンド入力の際、/var/log/messages 等長い文字列をタイプしなくても me 程度まで入力して Tab を押せば、ファイルやディレクトリ名が一意であれば補完してくれます。
X06HTII の時もこの方法は知らずに通しました。/ が割と入力しやすい場所にあったことも幸いでしたし、何より光学ジョイスティックのおかげで毎回すべて入力し切らなければならない場面も発生していませんでした。
ARROWS X F-10D に切り替え、フリップによる上下のカーソルキーの動作を知るより先に、これも偶然見つけて知りました。
ConnectBot で使いやすいキーボード "Hacker’s Keyboard"
上記のもろもろの不満を一気に解決してくれそうなアプリ Hacker’s Keyboard を見つけたので試してみました。
縦画面と横画面でコンパクトサイズ (いくつかのキーを省略) やフルサイズのキーボードに自動で切り替わったり、フルサイズの場合は PC とほぼ同様です。
ConnectBot でそれまで画面の上の方をタップして Ctrl, Esc を出していた煩わしさが吹っ飛びます。これは便利です。
では、Firefox もメールもすべてこのキーボードに固定にすれば良いかと言うと、そうはいきませんでした。なぜならば、日本語入力に対応していないのです。(+_+)
仕方ないので、通常は NX!input を使用し、ConnectBot で特に入力数が多くなりそうな場面 (というのは、大抵やや面倒なトラブル時) では Hacker’s Keyboard に切り替えるしかない気がします。
ConnectBot では Hacker’s Keyboard を使うけど、他のアプリでは NX!input のままで良い等アプリ毎の細やかな設定が出来るアプリがまだ見つかっていません。
近いコンセプトのアプリは見つけましたが、キーボードを選択出来る機能がなかったので使っていません。
なければ作れ、はエンジニアの根本思想ですが、今はこちらに手が回らないのでしばし探索してみます。(続く)
- Softbank -> docomo への移行 (電話帳)
- ARROWS X F-10D (No. 1)
- ARROWS X F-10D (No. 2)
- ARROWS X F-10D (No. 3)
- ARROWS X F-10D (No. 4)