現在、サービスで提供する基本環境を FreeBSD 7.1-RELEASE i386 -> 9.1-RELEASE amd64 に移行中です。
昨年 7.1-RELEASE のまま i386 -> amd64 に移行したケースでは、PostgreSQL はオフラインバックアップが成功しない事例を確認していました。
前回も今回も PostgreSQL は 8.3 のままバージョン変更はしませんが、今回は OS もメジャーバージョンが異なります。
前回同様フルバックアップによりデータの参照・更新は問題ない様に見えましたが、一部のアプリケーションでは接続出来ない現象を確認しました。
FATAL: no pg_hba.conf entry for host “::1″, user “dbuser”, database “dbname”, SSL off
接続自体が拒否されています。認証系のエラーであることは明白ですので、
host all all ::1/128 password
pg_hba.conf に上記を追記して再起動することで回避出来ました。password は環境に合わせて trust 等任意に変更することも可能です。
ところで、PostgreSQL 側はすべての設定ファイルにおいて一切変更していません。PostgreSQL に接続するユーザすべてが接続出来ない訳ではないことも確認しています。
今回 9.1-RELEASE の /etc/rc.conf では IPv6 を無効にする設定を投入しています。
ipv6_network_interfaces=”none”
ip6addrctl_enable=”NO”
ip6addrctl_policy=”ipv4_prefer”
/etc/default/rc.conf と合わせて上記で無効になるはずですが、em0 では inet6 の行が見えますし、lo0 は 7.1, 9.1 ともに inet6 の行が見えていてこちらは特に変わりはありません。
現時点では pg_hba.conf への投入で解決としました。
- Migrate 32bit to 64bit (FreeBSD, PostgreSQL)
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